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「人と交わったり感情を表に出すことが苦手で、ひっそりと目立たないようにしていたんですよ」と小・中学校時代を振り返る萩市出身の俳優、松本実さん。現在放映中のNHK大河ドラマ『天地人』で、幼い頃から直江兼続とともに上杉景勝を支える上田衆の一人、山岸尚家(深沢弥七郎)役でレギュラーとして活躍している姿から想像するのは難しい。キラキラ光る眼差しと、体中から発散させる透明感のあるオーラは、観る者に充分な存在を感じさせる。 チームワークが苦手だったという松本さんだが、祖父母は種類を問わず音楽を楽しみ、父親は楽器演奏が趣味という音楽好きの家族の中で育ち、中学時代の親友がトランペットを吹いていたことから、ドラムに惹かれ、高校では吹奏楽部に入部、音楽で表現する楽しさと他人と交わることの楽しさを味わったという。丁度その頃、チャップリンの“ライムライト”や“キッド”のビデオを観て、喜劇にも拘らず涙が溢れている自分に気付き、感情を表に出すことの素晴らしさを実感、自身が表現者として他人と拘わりたいとエンターテインメントの世界を選んだ。桐朋学園大学短期大学部芸術科に進み、演劇専攻へ。卒業後には演出家・蜷川幸雄氏の主宰する『NINAGAWA COMPANY’』にて舞台を中心に活躍。その後、映画監督の北村龍平監督に出会い、01年『VERSUS』でスクリーンデビュー、映像を皆で作り上げていく楽しさを知った。以降、03年の『あずみ』、04年の『隣人13号』などの話題作や、テレビドラマ『シェエラザード』、『病院のチカラ 〜星空ホスピタル〜』などの他、昨年は映画『工業哀歌バレーボーイズ THE MOVIE』で赤木役をコミカルに演じるなど、様々な役柄に挑戦し続けている。大河ドラマの山岸尚家役は歴史的資料が少なく、印象を持たせるために当初は無かったモミアゲを強調するなどの工夫も凝らす。「演技の現場で、様々なことにトライすることが楽しい」という。 「自分の生きているのとは違った世界を、考え、想像しながら表現していくことで、他人と繋がり、感動したり、また、感動してもらえることが嬉しい。でも、まだまだ自分の心を開く事が苦手なので、この課題を克服したい。今は、どんな役でも頂いた仕事に挑戦していくのみです」と、松本さん。次にはどんな役で私たちを魅了させてくれるのか楽しみだ。 【オフィシャルサイト】
H.P http://www.minoru-matsumoto.com/
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